· 

彼の願い=低金利ドル高株高。が実際は・・

「利上げは嬉しくない」など、トランプが発言。

今の彼の願いは『低金利、ドル安、株高』だ。ハッキリ見えた。

ちょっと、ここで再整理したい。

 

その願い対し、実際の市場は今後どう動くと見られるか。

 

先週も指摘したが、

景気が財政出動で過熱してもFRBが予防的な利上げをせず

インフレ懸念が台頭すれば、金利は大きく上昇することになる。

その懸念が既に先週末、既に市場に台頭し始めたようだ。

 

発言は、逆効果なのだ。トランプの自己矛盾。

10年債のトレンドは、結局2.8%は下回らず、週末から再上昇を窺う気配だ。

 

為替については、関税増負担の緩和のため、ドル高にして

貿易赤字増大、輸入インフレ の双方をも抑制する賢い選択を

するかと思いきや、中国、EUの通貨安の動きに文句をつけ、

ドルも安くすると言い張る始末。国内製造業にだけ目を向けて。

 

つまり、実際は、

金利が相当に上昇してしまうので、思い通りドルは安くすることが

できなくなるかもしれず、米株は金利上昇を受け、下がるのでは。

 

結局実際は、「金利上昇、少しドル安、株安」ではないのか。

足元の決算発表後、米株がどうなるか も注目だ。