日銀の政策方針変更の思惑で日本の長期金利が久しぶりに動いた。
「金利誘導目標の柔軟化」、はあ? よく分からん。
日本は引締めに動ける経済状況とは思えないが、
市場は日銀の変更=金利上昇、と受け止め日本の金利上昇、
そしてそれがアメリカの長期金利にも影響した、と報道された。
金利が上がる円債買い、で逆に米債は売られる、との解釈だ。 なにそれ?
アメリカ長期金利が上昇するのは、それだけが理由ではないと思う。
パウエル議長の言う、今後財政出動で2~3年は強い景気、が
最大の理由ではないか。さらに、もしトランプの文句にFRBがなびき、
予防的利上げをしなければ、余計に景気は過熱しインフレ懸念は高まり、
金利は上昇しやすくなる。
米長期金利上昇のシナリオが明確に見えてきたから、動きが出てきた
と見える。
10年債は2.96%まで。2.9%を一気に越えてきた。
ちなみに、このような時、Jリートは、弱い。
予想外の日本の金利上昇、は「利回り商品」のリートにとっては
ストレートにマイナスだ。
Jリートへの投資では、買い上がるのではなく、
このように、調整する動きが出たときに、少しづつ残高を増やすのが
有効だと思います。
世界的な金利の上昇傾向、ピークにある日本の不動産市況を勘案すると
Jリートは上値余地は余りなく、今後安くなる場面もあると思いますので。
上がらないから、高い利回りで買えるのです。