先週は、アップル時価総額1兆ドル祭りと、
賃金上昇の加速しない雇用統計で、他のFANG銘柄は
盛り上がっていないものの、米株式市場は無難に終わった。
米中貿易摩擦は、関税対象額でトランプが優位に進めているとの
評価で、米株に資金が逃避しているのかもしれない。
しかし、まだ分からない。中国がさらに何かするのか、しないのか。
保有する米国債の売却等に言及するか、等。
今後は、トランプが中間選挙の予備選挙に際し色々吠えることも
あろうが、マーケットはだいぶトランプ発言慣れした印象だ。
やはり米株の堅調さは、安定した物価・金利のもとでの
高いGDP成長、が背景だろう。過熱、と言えるほど、強い。
今週もアメリカで消費者物価指数が発表されるが、物価・賃金の
安定した趨勢に変化があるか、に注目だ。金利の行方に大きく
影響するからだ。
再三お伝えするが、株式市場は
アメリカ10年債の3%超え、が分岐点だと思う。
超えなければ安定相場、超えて上昇なら、今の値段は保てない。