昨日このブログで、政策投資銀行調査(6月)の2018年度の
設備投資計画が前年比+22%とお伝えした。
一方昨日発表された、設備投資の先行指標である4-6月期
機械受注は、3月時点予想の+7.1%に対し、実際は+2.2%
の低水準となった(内閣府発表)。また、7-9月期予想は
ー0.3%と減少見通しとなった。
日本企業は恐らく、前期の好業績を受け投資の予算は十分用意
しているが、貿易摩擦等により先行きが不透明で、今は
投資予算の執行を止め様子見していると見られる。
やはり、企業の設備投資マインドに、貿易戦争は大きな影を
落としているとみるべきであろう。
政投銀調査の高い伸びに期待したが、予断を許さない。
設備投資は企業活動のエンジンだ。また、経済全体のエンジン
でもある。今後の成長力を計る重要な指標だ。
そして設備投資は、まさに企業の投資「マインド」によって決まる。
米中摩擦がそのマインドに影響を与えていることが明らかになった。
足元の日米貿易交渉の行方も大注目だ。