厳しい上司がいた。
親身になって、めちゃくちゃ怒られた。
周囲の女性がびびるほど、怒鳴り散らされた。
でも、なんか、嬉しかった。不思議な気持ちだった。
実力があり尊敬できる珍しい人だった。
本物だった。
一度だけその人に、運用でほ(褒)められた。
今も忘れられない。
ただそのすぐ後、その人は会社を辞めてしまった。
・・・・
褒める、褒めて伸ばす。いかに効果的か。
褒められたことは忘れない。
当人にとって、代えがたい生涯の宝、にさえなる。
80歳でエベレスト登頂を果たした三浦雄一郎氏は、
娘息子曰く「褒めて持ち上げる天才」だそうだ。
だから、子供でさえも、肝心な時に持ち上げて、
「これができたら日本一の小学生だ」とか言って
冒険のような事を何でもやらせたらしい。
氏は、人を育てる要諦を押さえている。
普段は甘やかさない。だが、肝心な時、褒める。
人は、褒めて育てる。
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