ホテル系Jリート2社の決算について、コメント。
あ、初めてですね!元プロの決算コメント(笑)
ジャパンホテル(8985)、インヴィンシブル(8963)の2社。
ホテルリートの状況を知る年2回の重要な機会ですので、解説。
足元業績堅調、見通し良好。
理由は3点。
- 宿泊単価、下げ止まり。緩やかながら増加か。
- ホテル供給、2019は多いが、その後は少し落ち着きも。
- 民泊、ホテル業界への圧迫の懸念は後退。実質規制強化で。
これらの背景は、
・ホテルの供給過剰が土地価格の高騰などで一巡。
・民泊規制強化でホテルには逆に恩恵。
・各社の自助努力。競合にさらされにくい物件の取得や、
コスト削減へのたゆまぬ努力。
説明会に出ていないので、各社の解説を聞いていませんが
資料からの印象は以上です。
ホテルリートの決算情報はこの2社が最も重要で、
2社から、宿泊単価今後回復への期待が示されたことは
注目に値すると思います。
ホテル間競合激化、ホテルの供給過多、民泊、と今までホテルリートも
環境的に懸念が多い状況でしたが、それらを徐々に克服しつつある状況、
と見てよいかもしれません。
リート毎の実力の差(コスト管理力他)も今後さらに大きく開くと思われます。