日本株。上値重い。
日経平均は23000円超えがお預け。
こんな時いつも注視すべきなのは、市場全体を表すTOPIX。
(日経平均は値嵩株で操作されることも多い)
戻りが弱く、足元数か月下げトレンド。
業績は悪くないのだが・・。
売買代金2兆円割れ継続(昨日以外)
を考慮しても、市場に力がないのは明白。
米株。高値波乱。
今週強かったのは、NAFTAではないと思う。
FRB議長のトランプへの忖度=「今はインフレの兆候はない」発言
が理由だと思う。
米株市場は金利上昇リスクが払拭されたと受けとり、
週初一斉に上放れた。
しかし一方で、対中貿易摩擦でのリスクは残る。
今後アメリカが第3弾2000億ドルの大関税発動、となれば、
アメリカに見合うだけの貿易量が無い中国が
どんな措置で対抗するか、に注目だ。
中国保有の米国債の売り、がトランプに効くと思うが・・。
米金利上昇、米株安だ。しかし、そんなことをしたら
彼はさらに逆上するかもしれない。 ん~ どうなるか(笑)
さらに、新興国リスクだ。
アルゼンチン、危険だ。政府の対抗策が狙い撃ちされている。
政策金利を45%⇒60%へ引き上げる異常事態、でも、さらに通貨安。
負けパターンにハマっている。
ただ世界経済への影響で考えると、インパクトが大きいのは
トルコであり、ブラジル、そしてインド。通貨の下落が止まらない。
トルコについては、政治的、地政学的にも混乱すると問題が大きい。
(難民問題、対ロ・対イラン問題) というか、既に混乱は始まっている。
南アは楽観できないが、インパクトはあまり大きくないのではないか。
目先、米株高値波乱、日本株上値重い、か。
不確実なことが多過ぎて難しいが、今の見方、こんな所です。