アパホテル。
日本ホテル業界の大巨人にして、
業界団体に属さない風雲児とのこと。
みなとみらいに最大級35階2400室を建設中、来年竣工。
昨日見てきました。(写真、撮ってくればよかった)
上場企業ではないので開示情報が少なく、想像で記載している点があり
内容が一部不正確であろうことを冒頭お断りしておく。
WEBサイトの情報では、日本約75000室、海外に約5000室を展開、
売上1160億円、経常利益350億円。
多くを自社で取得・保有しているとのウワサ。(不明ですが)
もし仮に、全て自社保有とすると、試算で
1室単価1500万円と仮定して、なんと1.2兆円のホテルを
保有する計算。それで売上1000億円超、経常利益350億円、という
BS・PLの構成は、リートの財務内容にまあまあ近い。
恐らく儲け第一主義ではなく、競合対策、社員への福利厚生など
経費も十二分に掛けて、これだけの利益なのだと想像する。
リートよりコスト効率が高いであろうからだ。
ホテルは日銭商売なので資金繰り上、手持ちキャッシュは非常に
潤沢なはずで、数百億、あるいは1000億円以上のキャッシュを
保有していても何ら不思議ではないと想像される。
潤沢な資金を背景に駅前の最優良土地を時に手金で買い、ホテルの営業では
プライシング戦略で優位な競争状況を作り、エリアのプライスリーダー
となってゆくドミナント戦略。
ビジネスホテルのライバルは、どう戦えばいいのか。
リート各社は、アパの”宿泊単価1万円以下のホテル”以外で
戦うのがまずは上策であろう。目下そのようにシフトしつつある。
以上、非上場でも日本にとり非常に重要な企業であることは
間違いないので、不正確な点を含むことを承知で書いてみました。
アパホテル、恐るべし。
上場していたら、買いたい。