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高潮

 

昨日猛威を振るった台風21号。

955ヘクトパスカル(hpa)、位で大阪・神戸を直撃した。

高潮が2mを超え、関空が全面冠水。

高潮は水位が全体に上がる。寄せて、返さない。

 

気圧の低い間は海水が引かない、高潮。

東京の湾岸住民の私にとって最も怖い自然災害。

津波より、怖い。

最低929hpaの大型台風、1959年伊勢湾台風では

名古屋港は最大3.6mの高潮だったという。

 

高潮では、風の力に加え、hpa、気圧が重要だ。

海水は気圧に押されて今の水位を保っている。

台風の中心は気圧が周囲に比べピンポイントに低いので、

海水位が減圧により上昇する。

 

台風の中心が、湾を直撃するかどうかがポイントなのだ。

今回、直撃したので心配した。そして実際に被害が出た。

 

ちなみに、津波の場合は、(高さに関しては)海底地形が重要。

遠浅の東京湾の最奥、東京ではプレート境界の

大地震では大津波は襲来せず、最大2mくらいかな、

と想像している。(湾直下地震なら話は別)

東日本震災時の津波は1.2mだった。

リアス式海岸だと津波は高くなる。

 

超大型台風が東京湾を直撃すると、高潮被害の恐れが

あるかもしれない。900hpa台風などがピンポイントで

湾を通ると、高潮が+3mを超えるのかもしれない。

 

東京23区の東半分は0m以下だ。高潮で、海からの浸水に加え、

海水が川を逆流し決壊すると、水は抜けない。

高潮は+2mまでは恐らく大丈夫、と堤防や護岸の作りを見て

勝手に思っている。(私の想像ですので本気で当てにはしないで下さい)

+3mを超えると、不安だ。

+5mなら、23区の半分が海、になろう。

 

今後も台風の経路には、ご注意を。