トルコは13日、強権を持つ大統領の意に反して、
政策金利を18→24%に大幅に引き上げた。
リラは上昇、世界の新興国通貨も総じて値を戻した。
中央銀行の独立性を犯し、低金利でも国を建て直せる、
と言って聞かなかったトルコのエルドアン大統領。
だが、8月下旬の一週間のトルコの休日以降、
アメリカに対し吠えていない。
今回も、利上げに反対したいはずだが、容認した。
市場関係者の声はさしずめ、「なんだ、できるんじゃん」
といったところか。
大統領の、対外的なポーズと実情、の違い。
この構図、アメリカと、おんなじ。
選挙用の強気なポーズと、実情、の違い。
トルコの安定は、関係の深いユーロへ特にポジティブ。