個人投資家のためのJリートフェア2018 へ
初めて行ってみた(9/21~22@日本橋タワー)。
無料で投資セミナー、各リート企業紹介、落語も聞ける。
景品ももらえ、飲み物も無料で頂ける。
こんなにタダで色々メリットがあるとは知りませんでした。
皆様にも事前告知すべきでしたね、すいません。
旧知のリート各社担当者と色々話した。
主催はARES(エーリス:不動産証券化協会)と東証。
業界出身者は業界を支えるARESを知らない人はいないが、
一般個人は、ほぼ誰も知らないだろう。
Jリートがなぜ個人投資家に今一つ普及浸透しないか、は業界の課題だ。
ただ普通の個人からすれば、Jリートって何? ARESって何?
という話だ。
●Jリートを知らない方、興味のない方には、
Jリートそのものについて興味を持ってもらう働き掛けが必要だ。
Jリートが不動産投資の代替、という説明だけだと、
不動産に関心がないとなれば、興味の持ちようもない。
安定高インカムというJリートの特徴は、不動産由来であるか
否かにかかわらず、100年人生の資産作りを考える際には、
投資対象として非常に有用である、ということを、
他のインカム資産、例えば高配当株、や海外債券などと比べて
伝えるべきで、株メンターは既にそうしている。
また、配布資料を見ていると、決算説明資料の焼き直しである
場合もある。用語等を知らない個人には、ややハードルが高い。
理解できるのは業界内の人で、一般個人にはやや難解、という印象だ。
●Jリートを理解している個人の方では、
Jリートを買いたいけど買えない、という人が結構いるようだ。
リート各社の調べ方が分からない、また銘柄の選び方が
分からないので、自分で投資したいが出来ないのだ。
資料やプレゼンで、リート側のアピールしたい話は見聞きできるのだが、
個社のリスクが分からない、等の不満もあろう。
公平な他社比較のための参考資料としては、ARES編集の
「Jリートダイジェスト」という冊子が四季報よりも役に立つ。
個社の話は理解できるのだが、それらを比較する方法を知らない。
何をポイントに比較するかが分からないのだ。
一口当たり配当(DPU)の成長力が各社の投資口価格の差に大きく影響する、
とか、
セクター(物件種別)環境もその差に影響する、
とか、
金利は市場全体の上昇下落に影響し、またサイズにおいてその差に影響する、
とか いうことを知る機会がないのだと思う。
セクターの見方を知る機会も少ないだろう。
株メンターがJリートに関して伝えられることは、
- 投資対象としてのJリートの魅力
- リート各社の調べ方
- 銘柄選択の方法
など、少なくない。
今回のJリートフェアに参加し、個人投資家を多く市場に呼び込み
市場を活性化するための、自らの役割を再認識した。