株式投資の銘柄選択で、バリュー投資が効かない時代
との話をよく聞く。
株価が割安なだけでは上がらず放置されたり、一方で
割安感の無い一部の銘柄に物色が集中したり、・・・。
足元ではようやく、この流れの行き過ぎの修正、
リバーサルの動きが米金利の上昇と共に現れ始め、
バリュー株の出戻り、金融や低PBRへの
物色がみられるが、・・・
政府系ファンド等、世界の大手投資家の間では、
環境負荷の高い事業を営む企業の株式を売り切る
動きが加速しているとのこと。
先日当ブログで紹介したノルウェー年金基金などだ。
Investmentに対しDivestment(投資撤退:ダイベストメント)
というそうだ。
背景には2つの時代の動きがある。
①WEB革命時代(AI、IoT時代)、そして、
②ESG(Environment・Society・Governance)投資の時代。
プラットフォーマーにシェア、利益が一社集中するWEB革命時代、
そして、環境対応・社会貢献・ガバナンスに優れた一部の優良企業のみに
選別投資するESG投資の時代。
割安でも、①②の時代をどちらかでリードする位置に居ないと、
政府系ファンド等が投資対象としない。
だが割高な銘柄に投資するのは、投資の王道からすれば本末転倒だ。
化粧品の一角など、上がり過ぎた銘柄もあり、足元で
大天井を付けたのでは、と思われる銘柄もあるように思う。
また、中小型指数は大天井を付けたとみている。
インバウンドも成長するが勢いは減速する。
長期成長を見込めるのか、慎重に判断したい。
私なら、安くない銘柄には投資しない。
政府系ファンド等が保有するESG銘柄で、割安な銘柄、
なんとか見つけ出したい。
四季報株主欄で「ノルウェー年金基金」 とか・・・。