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一本線のデッサン

ブログで初めて絵画の話をします。

不思議です、好きな趣味は、歳と共に変わってゆくものですね。

私の場合はそう。飽きっぽいのですね。

 

学生時分、美術・絵画は苦手で嫌いでした。描くとヘタ。

だから、全然興味を持たなかった。

30代で、ベルナール・ビュッフェを好きになった位。

 

それが、ここ5-10年で変わりました。

最近は、よい美術展があれば毎週でも美術館に行きたい。

美術館自体も、好きです。

 

シンプルで研ぎ澄まされたもの、を私は気に入るようです。

 

デッサン、ってすごい。

(えー、デッサン、というか、1本線のシンプルなドローイング、

素描のことです。)

ピカソの、一筆書きで人や動物を描く映像をマラガ@スペインで

見て、あ、やっぱ天才なんだと思いました。

ピカソの画はあまり好きではありませんが、素描は好きです。

 

デッサンで好きなのは、ど真ん中ですが、マティス。

極力線を省略し、鉛筆とかで、一筆書き。

一回の1つの線で、決める。

で、バランス、プロポーションの均整がとれている。

女性の顔なら、その時の気分や性格までも描く。

 

あと、建築家ですが、オスカー・ニーマイヤー。

1本の柔らかい線、輪郭を捉える線で、女の色気を描く。

 

あのように描けたら、楽しくていくらでも描くだろうな、

だから、ピカソは多作なのでしょう。

マティスも楽しくて仕方がなかったのでは。