米長期金利、ついに、ついに、上抜けた。
米10年債3.11%、30年債3.25%のクリティカルポイントを突破。
時代の大きな変調を予見させる。重大な転換点か。
米「好況+インフレ」の時代だ。
米長期金利がトレンドを形成して今後も上昇を続ければ、
好況、好業績でも株は耐えられない。新興国も耐えられない。
”米金利上昇⇒世界の株や新興国へのリスクマネー引揚げ” だ。
金利上昇で世界の資金は株から債券へ、「金利選好」の考え方。
株メンターのセミナーで、習いましたね(笑)。
昨日から今日にかけ、1昼夜で米10年債、30年債とも+0.15%以上もの
大幅な値幅を出し、米10年債3.20%、30年債3.35%超えまで一時上昇
している。(4日午前)
米雇用、景況(ADP雇用報告、ISM非製造業景気指数)が強いことが
きっかけだが、印象としては、市場に溜まっていたマグマが、
週末の雇用統計前に噴出した感じだ。
日本株は、114円を突破し円安が大きく進行したのに、上値が重い。
円安でも上がれない、この動きも重要だ。
今後業績上方修正の期待できる日本株でも、影響を受ける。
大幅上昇も見込み得る局面だったので、タイミングが悪い。
中間選挙前に長期金利が上昇へ動き出してしまい、
株式市場を守ってきたトランプは、さてどうするか。
最高値の株価を、下げないように守り切れるか。
スキャンダルへの対応で手いっぱい?(笑)
今週末の米雇用統計で、長期金利上昇時代入りかどうか、要確認だ。