ついに、その時が来た。
投資信託を購入した投資家の何割が損をしたのか得をしたのか、
等の「成果指標(KPI)」をすべての金融機関が公表することになった。
(日経朝刊2018.10.5)金融庁、恐るべし。
当初データは開始時期が異なり当てにならないが、今後は毎年
3月末に公表するようなので、これからは正確に年度の成績が比較できる。
当初データ(ランキング)と、その特徴について、
記事にはない見方を示す。
*当初データ(ランキング)
- コモンズ
- レオス
- セゾン
- 野村
- 日興
- みずほ
- SBI
- マネックス
- 楽天
- カブコム
- りそな
- 大和
- 三井住友
- 三菱UFJ銀
- みずほ銀
- 三菱モルガン
*データの特徴
・成績上位の独立系投信の成績は、高い運用力もさることながら、
中小型株大フィーバーの2017年の恩恵を大きく受けている。
積立タイプという方法には魅力があるものの、今後中小型株は
大相場が終わり調整すると見ており、要注意。
・中位の証券系各社については、算出開始時点が相場のボトム、のようだ。
計測開始時点も異なり、比べられない。
・銀行系については、元々運用力の点では証券系に一日の長があり
劣後するし、元本をも分配金を回し含み損が膨らむタコ足配当投信
(毎月分配型等)なども多く販売するからではないかと想像する。
で、株メンターのお勧めは、・・・
投信を買うのではなく、自ら学び、自分で直接
投資先を選んで投資することだ。
選び方、調べ方が分かればできる。
お金を使う前に学ぶ。稼いでいるうちに学ぶ。
投信を選ぶにしても、学んでいなければ、金融機関の言いなりで
彼らが儲かるものを売りつけられるだけだ。
金融機関のせい、もあろうが、学んでいない自分にも責任がある
のではないか。
投信は手数料も高く、また解約できない(先日のトルコリラ債)など、
時に換金性などに重大な制約も生じる。プロだからと言って
過信するものではない。
なお、株メンターは、投信の購入先や取引金融機関のお勧め、はしない。
ただ、取引金融機関については、常識的に考えれば、
手数料が安く情報が豊富な会社が良い、と単純に思う。
あ、あと営業がしつこくない会社も(笑)