今週は週央以降の米決算が注目だろう。
FAANG銘柄の上期着地は懸念は少ないだろうが、
明るい通期売上見通しをアナウンスできるか、だ。
米製造業の決算も注目。貿易問題の影響が出るか。
日本株は、下方修正でも劇落しない安川電の動きを見るかぎり、
貿易摩擦等で先行きが不確実なため、期待された通期上方修正が
発表されなくとも、悲観して売ることもないかもしれない。
すでに下げて安い日本株と、それほど安くない米株、の差が出るか。
まあ、業績面でも懸念が生じ米株急落、となれば日本株も連動
してしまうだろうが。
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さて、今日の話題。
「リスクのない投資先、など無い。」
何が起きても100%不安のない投資先は、無い。
国債でも、国が破たんする可能性は0とは言い切れない。
私の薦めるJリートも、リスクはある。
首都圏に超大型地震が来たら、堅牢なリート物件にも
相当な被害が出るかもしれない。
だからJリートにも投資しない、という輩もいるが・・・。
しかし、東日本大震災の際には、直後からリート物件は
急に人気化した。物件が堅牢なので、安心したい人が
急遽多数入居を希望したからだ。
仙台で、オフィスでも住宅でも即、空室が消えた。
貯金、タンス預金は絶対リスク0? いいえ。
銀行の破たんリスクも回避しようとタンス預金を
していれば、確かに減りはしない。
しかし、もしインフレの時代となれば、利息もつかず、
インフレを考慮した貯金の実質価値は目減りすることになる。
・・・・
そもそも人生において、リスクが全く存在しない
状態など無い。要は、どのリスクを許容し、
どのリスクは避けるか、個人の判断次第だ。
資産運用で大切なことは、自分の許容できる
リスクの程度・範囲を考えることだと思う。
Jリートは、リスクもあるが、リスクを取って
得られるリターンの大きさが他の金融商品に
比べて大きく、しかも安定している。
だから私は、配当狙いの長期投資先として、
自分の許容できるリスクの範囲内で、
誰もが活用するべきだ、と薦めている。