米中間選挙、注目の下院は、トランプの猛追を
トランプ嫌いの女性有権者が抑え込んで、
民主党勝利で終えた。
日米とも株価は不確定要因が終わり、戻りを試す。
今後はプラスマイナスの要因が交錯する。
マイナス面は、世界経済の”様子見減速”
貿易戦争の影響が企業マインドを大きく冷やした。
日米とも企業業績に明確な減速感が台頭している。
プラス面は、”米金利上昇圧力の低下”
世界の経済成長率の減速は、相対的にはインフレ
圧力の緩和につながる。
そして下院で今回トランプ共和党が負けたことで、
公約の減税第2弾は回避され、米景気の過熱による
インフレ懸念や、国債増発による金利上昇圧力は
上乗せされずに済んだ。
トランプ時代における米金利は、
上昇への不安は高まるものの、経済や
政治の微妙なバランスにより、一線を
越えた急上昇は避けられており、
株価の本格調整に至らずに済んでいる。