· 

失敗したトランプ

米市場は本日も急落。

主因は小売決算の不振、住宅指標の不振。

 

さらに、アップル株は、本日もー4.8%の下げ。

これで昨日来紹介している中期上昇トレンドのブレイクは確定。

世界の株価の目印、アップルの下げ相場への転換は、

世界の株式市場の重大な転換点を示す。

GAFA(google,apple,facebook,amazon)は全て、高値から20%を

越える下落、いわゆる弱気相場入り。

世界の株式市場へ流入してきた資金の逆流を示す明確な証左だ。

 

これらは何を示唆するか。

私は、トランプによる失敗、と見る。

 

選挙のため貿易摩擦等を引き起こし、

アメリカ、そして世界の消費者マインド、

企業の投資マインドを壊してしまったからだ。

 

そしてこれにより、トランプが実は最も大切にする

米株式市場を、自分でポッキリ折った。

 

減税で浮揚させた米消費者のマインドをも、壊した。

その一端が、昨日の米小売決算に出たのだと思う。

 

企業業績の急悪化は、自然災害の影響もあるが、

このマインド悪化が主因とみられるからだ。

 

景気は気から。

企業の投資もマインド、消費者もマインド次第だ。

 

 

貿易問題等のマインドへの深刻な悪影響など

考えもしなかったトランプの失敗、とみる。

 

足元の米、そして日本の企業業績の急減速、鈍化は

想定外で、金利がさらに大きく上昇せずとも、

株式市場の上昇トレンドが大きく転換している。

日本株は既に大きく下がり、割安感から下げ渋って

いるのだが、アメリカに引き摺られている。

 

”トランプラリー” ➡『トランプ暴落』への足音が、

聞こえるようだ。