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世界長期見通し2 ヨーロッパ

今日は、世界の5~10年の株式見通し、2日目。

 

日本が最優位で、他国が厳しいため。

昨日はマシな日本について、そして

今日は、厳しい他国、特に欧について。

 

欧:

英EU離脱、トランプ当選の予言を的中させた

人口学者、エマニュエル・トッド氏は

「EUは崩壊する」と予言する。

 

「グローバル化の進展で米国に対抗するため

平等の精神で結束したEU。

しかし、財政の統制を保つためのルールが

厳しく、経済弱国は公共投資・減税が出来ず

さらに弱体化(ギリシャ・イタリア他)。

一方経済強国はドイツだけ。輸出で稼ぐリーダー

ドイツだけがユーロ安のメリットを享受し、

弱体化する他国との格差が一段と開いた。

よってEUは監獄と化した。看守はドイツ、

他国は大半がEUから脱退したいと思うように

なった、英のように・・・。」

イタリア、スペイン、だけではない。

 

「欧はグローバル化により、逆に一層不安定化した。」

トッド氏の指摘だ。

 

 

EUの盟主、メルケルが退陣に追い込まれ、EUは連帯の

リーダーを失ったが、主因は国内の移民政策だ。

グローバル化の旗手らしく、移民を受け入れよう

としたが、国民の反感を買った。

 

自由に国を開き連携しようとする動きが、

逆に格差・不調和を生む。

難しい時代だ。