マーケットの話題は明日の大発会から、と思っていたが、
もう海外で動き出してしまった。しかも激震だ。
指摘した通り、為替が年始に動き出した。財務官の気にした
110円をあっさり明確に割り、円は108円台に突入。
そして今朝3日午前7時台に一気に105円を割れ、104.75付近まで暴騰!
9時過ぎには107円まで戻している。
「年末年始は為替が荒れる」
年始早々、株メンターの懸念が的中した。
円独歩高、これもイメージ通り。
ドル、ユーロ、元、新興国、どの通貨も皆、今、人気が無い。
他通貨からの逃避資金が円に集中している。
足元の約4円幅の暴騰の理由は定かではないが、
逆に言えば、私も明確に昨年指摘していた通りで、
仕掛ける側に立てば、ここは好機、との認識を持った
ことは想像に難くない。昨年の当コラムで指摘した通り、
仕掛ける理由はある。ヘッジファンド等からすれば、
流動性に乏しい今は仕掛けるチャンスだ。
しかし4円幅の激変、いつ以来だろう。私でも記憶にない。
しかも、7:30~40のたった10分間で、4円だ。
2円幅を越える急変動は、滅多に起きない。
世界の金融市場は、今年は驚異的なボラティリティに
支配される不安定な一年になるかもしれない。為替市場も株式市場も。
市場に行き場を失った資金が大量に滞留し、かつ
皆一方方向のインデックス取引、アルゴリズム取引ばかりだ。
動きが動きを呼ぶ、しかも瞬時に。
市場のボラティリティは、一度高まると継続する習性がある。
金融市場のクセ、だ。学術的に証明されている。
簡単に100円を大きく割れたりするかも?
昨年動きが鈍かった分、動き出すと幅は大きくなり易い。
イメージ通り、大波乱の2019幕開けだ。