昨日もまた、Jリートで増資が発表された。ほらまた。
さて、お待たせしました、久しぶりに日本株に前向きなお話。
【日本株の魅力 1 ガバナンス改革】
昨日オリンパスが約+10%の急騰をみせた。
なんとあのオリンパスが、ガバナンスの改革を
理由に株価急騰する時代となったのだ。
悪名高きオリンパス。しかし、それはガバナンスの話。
実は世界的超優良企業だ。
内視鏡世界シェア約7割、高付加価値医療機器で
圧倒的な日本が誇る世界のガリバー企業だ。
内視鏡であまりにも儲かるものだから、つい
余計なことを考えてしまう。財テクだ。
また、儲かる企業は経営陣に文句を言えない社風が
出来上がる。そして巨額損失の飛ばしが隠蔽されてきた。
そんな同社が昨日、社長交代と経営体制の大胆な変更を発表した。
海外の「物言う株主」バリューアクトを自ら取締役に招いたのだ。
新社長の掲げる今後の経営3本の柱は
- 収益拡大
- 医療事業で新ビジネス(治療機器他)
- ガバナンス改革
だそうだ。
デジカメ、が入っていないではないか、その通りだ!
”内視鏡で儲けて、過当競争&値下げで儲からないデジカメで失う”、
という新事業立ち上げ失敗パターンから抜け出せているようだ。
医療分野がオリンパスの強み。
そういえば宮崎あおいのCMも、もうデジカメではなくなった。
新社長は「真のグローバルメドテックカンパニー」を標榜するそう。
家電は無し、医療専業、そうそれそれ、それでいい!(井の頭五郎のよう(笑))
このキャッチフレーズも、「物言う株主」が効いているのでは。
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日本企業のガバナンス改革は、アベノミクスの第3の矢、
隠れた大きな貢献だと思う。
遅れていた規律改革が本格的に進むことを特に評価するのは、
日本市場を支配する外人投資家だ。
この重要な変化は、日本の評価向上に長期的に大きく貢献する。
株メンターが、足元数年の景気減速を越えた後、長期的には
日本株を高く評価する理由の1つだ。
やはり株式投資家は、今や世界政治の行司役である、
わが安倍首相には足を向けて眠れません(笑)。
今、日本企業のガバナンスの変化に外人投資家は特に注目しているはず。
銘柄探しの際は、企業の経営変化に注目しましょう。