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フィリップス・コレクション展 2

マーケットは米中政策期待による買い戻しが続くが、米株は連騰中。

値幅が出て金利も上がれば、戻りの終わりは近くなる。

日経平均では上値の重くなる21000円より上があるか、

ドル円は110円を越えるか、が目先の焦点。

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さて、昨日、「フィリップス・コレクション展」2回目、行きました。

行かずには居られない! @三菱一号館美術館、2/11、まで。

日曜昼に行ったら、前回とは比べものにならないほどの混雑!

 

室内に人が入り過ぎて皆身動きが取れなくなっていて、

滑稽で笑ってしまいました。

 

欲しい画を手に入れるため、他の貴重な画も多数売りに

出した、と言うのを知って、相当に選ばれた画だけが

コレクションされているなあと改めて思いました。

 

今回はジョルジュ=ブラック、とスタールと言う画家について。

 

ブラックはフィリップス卿夫妻が2人ともお気に入りだったとか。

私も好きですが、再度複数のブラックの画をよーく見ていて、

物を複数置いた室内の様子などが描かれているのを眺めていて、

安西水丸の画、イラスト、を想い出しました。

「あ、イラストレーターの画 的な感じがあるなあ」

だから、モノが書いてある室内の様子だけなのに、なんか

落ち着く、というか、安心する、ほっこり感があるのか、と。

そして「あー、部屋に飾るのには、ちょうどいい画だなあ」

と気付きました。

 

そして、スタールと言う画家。私、全然知りませんでした。

「ソー公園」ニコラ・ド・スタール、この画に実は前回の時、

ガーンときていました。

「カッコいい!」

実物は162×114㎝、大きな画です。

混まない隙を狙って(笑)、数回観ました。

 

正直、本物をみないと、画の迫力は”全く”分かりません。

5~10メートル離れて観たい画です。

距離と角度、絵を観る時に重要です。

 

抽象画なので、人により見え方も違うと思いますが、

私にはこの画は、両側が濃いグレーの壁の奥に公園の入り口が

あるように見えます。

 

近づくと、塗り重ねられた跡が分かります。

地面の薄いグレーは、下に赤が塗られています。

荒々しい濃淡グレーの絵の具の塗り重ねが、壁に厚み・力を

与えているようで、カッコいい、キレがいい。

 

このような抽象画、ここ5年くらいで好きになりました。

なぜ抽象画なのか。自分でも全然分かりません。

私は素人なので、キチンと正しく抽象画を理解出来てないと

思いますが、でも、なんとなく惹かれるのです。

分からないから、面白い。

 

周りに誰も居なかったら、この画の前に2~30分居ると思います。

近づいたり離れたり、右に左に、を繰り返して(笑)。

海外の混まない美術館では、やってました(笑)。

 

やはり、このコレクション、私の好きな画家の作品が多い!

 

私はピカソやゴッホはあまり好きではなく、

ブラック、ジャコメッティ、フランツマルク、カンディンスキー、

クレー、モランディ、モネ、クールベ、なんかがイイ。

そして今回、スタールも。

 

これから行かれる方、週末はもう混み過ぎて恐らくダメです。

金曜が21時までなので、仕事帰りに寄られてはいかが。

 

あー、海外の美術館に行きたい!!