· 

大東建託、10年ぶりに営業減益 の意味

大東建託、4-12月期決算は10年ぶりに営業減益

(前年比ー6%程度)へ、との日経観測記事(1/25)。

 

同社はアパートを作り転貸も引き受ける建設業者。

地方の地主の節税対策や、低金利を追い風に成長を

続けてきたが、リーマン危機来の変調だ。

 

時効だから言うが、若い頃お世話になった銘柄だ。

大昔、”名古屋の任天堂”、とのあだ名があった。

値上がりの仕方が似てる、と言うだけの理由で。

あー、懐かしい(笑)。

 

地銀等が不動産融資に対し慎重になっている点が

大きな理由のようだ。

スルガ銀行のアパートローン不正融資事件が直接の

きっかけだが、元々地銀はそろそろ不動産融資を

絞りたいと考えていたのでは、と想像している。

 

他に貸し先も無く、不動産偏重になっていた

地方金融機関の融資がこの事件を機に、一気に減速

したことが、この決算から明らかになったと見る。

 

不動産市場を見通す際の、唯一最大の目印は、

「銀行の融資姿勢」だ。

 

その変調を象徴する決算、と株メンターは考えている。

きっかけは何であれ、融資姿勢に重要な変調が起きて

いるのは明らかだ。

 

今年の不動産市場は要注意。オリックス井上社長に同感だ。