米FRBは今回FOMCで利上げ政策を完全に転換。
金利の方向は「+ → 0」へ。
量的緩和についても、資産圧縮を
止め、緩和的に対応する可能性を示唆した。
FRBも先行きがよく分からず、様子見、
ということのようだ。
当初は中・欧に懸念があっても米経済は堅調、
と指摘していたのに、ここ2か月で一転
「懸念されるので注視」と言い出した。
まあ、大統領の手前、もあろうか。
米株式市場は、外部からのショックがあっても、下値では、
FRBが緩和的な発言をして助けてくれる展開となろう。
金融引締め停止期待は既に織り込まれ、また業績面から
大きな上値は期待しづらいが、一方で金利が上がらない
なら、市場全体として割高感が解消され、当面大幅下落の
可能性も回避されることになる。
日本の株式市場は、米利上げ停止=ドル安円高、
が相殺し、米株ほど堅調にはなれない。
円の行方が懸念される。