投資信託を企画し販売する投信会社の業界に
遅まきながら、改革の動きが本格化しつつある。
個人投資家としては大歓迎すべきことだ。
最も大切な、手数料の引き下げが本格化しつつある。
購入手数料3%、など、プロの感覚からすれば、
完全なボッタクリの料率だ。
購入時の手数料がゼロの投信を、投信会社がWEB経由で
直接販売する動きが出てきた。販売会社を通さない仕組みだ。
もともと投信会社は、投資信託を作り、それを販売会社である
証券会社や銀行に委託し販売してもらう。
だから、客から販売手数料を高く取らないと、売ってもらった
販売会社にも十分な手数料を払えない仕組みである。
いわゆる、投信の中抜き直接販売、が始まった。
三井住友アセットや、古巣の三菱UFJ国際投信で始まるという。
金融庁の指導の元、本当の意味での
フィデューシャリー・デューティ(受託者責任)に
基づいた投信業界の改革が始まる。
本当に投資家のためになる商品の提供。
素晴らしいことだ。
ただ一方で、投信業界にとっては、
厳しい淘汰の時代を向かえることになる。
だから、辞めた、とは申しませんが(笑)。