冒険投資家、ジム・ロジャーズが日経のインタビューに応じた。
今、最もあてになる数少ない投資家。私の憧れだ。
ジョージ・ソロスとクオンタムファンドを創設、驚異の成績を挙げた。
記事(含むインタビュー内容)のポイントと理由を紹介する。
①日本株昨秋全売。
・人口減少。
・日銀がプリントマネーし債券も株も買い支える異常さ。
・財政赤字増青天井なのに、消費税増税する財政運営の異常さ。
②今年か来年、世界は経済危機に。
・リーマン後10年の史上最長の米経済成長、終わりは間近。
・米の債務膨張(政府・企業)、異常。
・既に危機の兆しあり。ラトビア、トルコ、アルゼンチンでは始まっている。
・危機のきっかけは債務膨張した中国の企業・自治体の破たん。
③破たんした(しかけた)国に投資。
北朝鮮、ロシア、ジンバブエ、ガーナ、ベネズエラ
・破たんした国も3~6年後には、かなりの見返りがあるとの経験則。
④足元の株式市場の上昇、いつまでも続かない。
・FRBの引締め停止で金利が低下し上昇しているが、債務削減が経済を停滞させる。
個人的には、まず②、④に同感だ。
というか、自身の見方に自信を深めた。
ただ、世界的危機のきっかけは、欧かもしれない、とも私は思っている。
あるいは、米国債の格下げ、かもしれない。
①は、気持ちは分かるが、ショックだ。しかし、実は全く同感だ。
日本株で買い候補銘柄を探そうという気が、正直起こらない。
日本がダメというより、いずれ世界的な危機が来るとの想いから、だ。
③はさすが、と言う感じ。冒険投資家、実地視察を受けての見解だろう。
是非、参考にされたい。