昨年異常な盛上りを見せた、アメリカの
ベンチャー投資金額。これは何を示すか。
昨年の急増を支えたのが、
大手企業によるスタートアップへの出資、
コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)。
全体1400億ドルのなんと約半分を占めるまでに
急増(前年比+83%)したそうだ。
米の上場企業は、財務体質が悪くても、自身の事業拡大のため
と言いながら社債発行や借入等で安易にカネを大量に調達できる。
そして肝心の設備投資はせずに、自社株買いやスタートアップ出資、
M&A等に使いまくっている。
米企業にバブルの芽が確実に生まれ、大きく蓄積されている。
業績悪化で安易な調達に走った財務不芳企業の危機、
破たん等がもし起こると、貸出や社債市場に、そして
株式市場に、即座に重大な変化が起こるだろう。
既に昨年12月、米社債市場で株価急落等により起債0、
(発行できない)という異常事態が起きている。
この動きが、次の危機を呼ぶ可能性もある
と株メンターはみている。
まだ少し先かもしれないが、・・・
ユニコーン、などと未公開企業をはやす動きは、
米上場企業の放漫な財務戦略と表裏一体なのだ。
再三指摘するが、
米でバブルは企業に大きく蓄積されている。