投資の巨人のメディア露出が続く。
世界一の投資家、ウォーレン・バフェットが
年1回の株主への手紙、を発表した。
株もM&Aも、割高で優良な投資対象が見つからないとの嘆き節。
私は過去に彼のこんなコメントは聞いた覚えが無い。
あのバフェットでも、銘柄を探しあぐねている。
かといって、配当で還元などしたくないので、自社株買いを
さらに積極化、とのこと。以前当コラムで指摘した通りだ。
上場株式投資額19兆円に対しキャッシュが12兆円も!
世界一の投資家の「高いので買いたくない」との明確な意思表示だ。
市場はバフェットから見て相当割高水準まで買われているという
ことだが、景況悪化から金融が足元緩和的に転換したことで、
さらに割高を許容するようになっている。
金利裁定のおかげでPERの上限が上がってしまっている。
これが「不景気の株高」だ。
だから、割高でもさらに目先は上がり得るかもしれない。