Jリートの配当(分配金の総額)、足元10年のグラフだ。
一目見て、着実な成長ぶりが一目瞭然だ。
グラフから分かる通り、ボトムの2011年~2018年までで、
分配金の総額が約2倍(年率約10%成長)になったことが、
集計可能な23社を日経が集計したこのグラフから読み取れる。
この間増資により投資口数も増加したため、投資家にとって
大切な1口当りの配当金の成長は、年4~5%程度のペースだ。
これこそが、Jリートの最大の魅力だ。
Jリートの利益、配当は景気の波に1~2年遅れて動くため、
リーマンショック後の不況の影響は2011年まで続き、
この年をボトムに毎年成長を続けてきた。
2011年の震災、2012年のオフィス大量供給や、
チャイナショック他の厳しい環境を超えて、
長期成長を実現してきたこの安定感を、是非
再認識してほしい。
他の高配当と言われる投資先は、高配当投信、
ハイイールド債、高配当株等、どれも、実質的な
インカムゲインがこのように長期的に安定しない。
Jリートは、不動産市況が多少変化しても、
投資口価格は時に大きく変動するが、
投資先・契約の分散が進み、配当は安定的だ。
そして、各社ともスケールメリットを目指し
成長を強く志向するので、このように着実に
配当が成長する。
100年人生の不安を解消するための資産作りは、
このJリートの配当で土台を作るのが最適だ。
年4%の配当は、複利再投資30年で、3.2倍にもなる。