先週来の足元の株式マーケットを整理してみる。
先週米雇用統計、2月は悪かったが、天候要因もあり
一時的との受け止めだ。
一方で欧の経済見通しが大幅に引き下げられ、利上げ
見送りもアナウンスされたため、経済はアメリカだけが
堅調、との見方が強まっている印象だ。
というか、
「米も景気に減速感はある一方で、欧日中や一部新興国は
経済の減速感が顕著。だから、米長期金利は上がらないし、
相対的に人気も米株に集まりやすい」
という構図か。
この状態なら、米株は概ね堅調、ということになる。
景気対策を買う中国株、どこまでやるか。
日本株はベア型投信の売りポジションがまた増えて
いるようだ。米株堅調なら、これがショートカバーで
踏みあげられ、先物主導で上げる形が続くかもしれない。
ただ、英のEU離脱の行方、米中摩擦、怪しい北朝鮮の動き他、
色々な問題も噴出し兼ねない。
基本は米株主導の金融相場。下げたら買う、というスタンスか。
米10年債利回りが大きく上昇しない限り、概ねこの相場、
ということかもしれない。