不動産の価格下落、具体的なデータが現れ始めた。
昨年末をピークに下落に転じた(下図:日経)
当コラムで再三指摘してきた、不動産価格の下落基調
への転換が、オリンピックを前に、明確に起こり始めた。
業者は慌てて仕入れた不動産の在庫を減らし始めた。(上図)
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さて皆さん、復習です。
不動産の相場転換の合図、目印は何でしたか??
唯一絶対の目印。
そう、銀行の融資姿勢、貸出態度、でしたね。
いいコラムだなあ(笑)。
だから、レオパレス&スルガ銀 事件のコラムを以前書いたのです。
地銀のことをコメントしたのです。まだ読んでない方、
当コラム「2019年03月11日 - レオパレス」を参照ください。
価格下落は、まさにこれら2事件も関係して、地銀等の
マンション、アパートへの融資が絞られている結果です。
不動産は、売りです。少なくとも一般個人の売買する物件は。
リートや大手機関投資家の売買する大型物件(数10億円~)の世界は
すぐには価格の下落は始まらないかもしれませんが。
リートについては、賃貸物件の供給と入居需要のバランスが
需要が強いため、肝心の賃料市況はすぐに崩れる気配が目下ありません。
(オフィス・住宅・物流)
しかし、不動産価格下落の影響は、銀行の融資態度を通じて徐々に
賃貸市況にも影響するでしょうから、市況を注視しましょう。
ただ、リートは抜群の信用力を銀行から得ているので、
アパート建設向けは融資を止めても、リートの物件購入の際には
銀行は融資を止めることはないと考えます。
リートの業績には、まだ大きな影響は出ないとみています。
いい無料コラムだなあ(笑)。