27日、東証REIT指数は目先のフシ目、1900ポイント
を勢いよく突破。イメージ通り!
この強い上抜け方は、上値余地の大きさを感じさせる。
リーマンショック後ここ10年の高値1990ポイントが
次の第一目標。
2000ポイントを抜ける可能性も十分あるとみる。
史上最高値は2007年5月の2613ポイント。
ここまでは遠いが、意外に2000も勢いよく抜ければ
動きは早いかもしれない。
上げのリード役はオフィス系リート。
ど真ん中銘柄、日本ビルファンド(NBF)が相場をけん引。
人手不足、人材確保のためオフィス需要は非常に強く
一方でオフィス供給予定は2022年まで非常に少ない。
数年は堅調な賃貸市況が落ち着く気配がない。
大きく企業業績が悪化すれば少しオフィス需要が減る、
という程度だろう。
住宅系、物流系もセクター環境は悪くない。
また、世界的金利低下もリート市場を押し上げ続けそうだ。
FM時代なら単純に市場上抜けを喜んだが、
利回り狙いの今は、利回り低下が悩みの種。
長期利回り狙い投資の皆さん、市場利回りが4%近い今のうちに
資金の一部を入れておくことをお勧めします。
毎月分配型投信の売りを跳ね返したこの相場の勢いは、
きちんとした背景により支えられたもので、かつ
他市場が不安定なので、堅調さが目立ち、資金が入り易い。
簡単に収まりそうにない。
あー、残念だが、一旦
『Jリートの利回り大バーゲン祭りの終了』
かもしれない。
市場利回り4%の時代⇒3.5%の時代⇒3%の時代、と
なるかもしれないので、その前に少し買っておく、
という感じです。