日銀短観とは、3か月に1度日銀の行う企業へのアンケートだ。
「良い」ー「悪い」の数値。昨日発表。
数ある経済指標の中で、日本の景況観を1本線で「最も」端的に、
正確にビジュアルで表すと株メンターが考える最重要指標だ。
3か月に1度しかない貴重な機会。
運用を志す人は必見だ。新聞で詳細を必ずチェックするように。
製造/非製造業、また大企業/中小企業、と色々数値はあるが、
特に大企業製造業のグラフの形が、長期間フォローしていて最も
的確に日本の今の景気、雰囲気をちょうど表現していると思う。
だたのアンケートの集計値に過ぎないのだが、大いに役立つ。
毎回現状と先行き、の2系列が発表される。
現状(2018.12)→(2019.3)
19 → 12
先行き(2018.12)→(2019.3)
12 → 8
今回注目すべきは現状の急減速、と先行き、一段の低下だ。
ここ3か月で一段と景況感が減速したことが確認できる。
スマホ他IT系のハイテク産業と中国関連の減速他が
影響したと見られる。
別の機会に、20年間分くらいの大企業製造業のグラフを
見てほしい。リーマンがいかに大ショックだったか、などが
1本線でよく分かる。
景気は減速から後退期へ、短観でいえば、プラスからマイナス局面へ
徐々に近づいてる。