トランプがFRB批判を足元でまた強めている。
金融引締めを停止させただけでも一大事なのに、さらに
「利下げしろ」「量的緩和をしろ」とまで言い出し、
加えて、自分に近い人物をFRB理事に2名登用するとの
報道がされている。
パウエル議長の解任まで検討したともいわれている。
一方、昨晩の雇用統計を始め直近の米経済指標は悪くない。
一旦長短金利の逆転が起きたが、それも解消された。
長期金利が低水準でかつ経済も低迷していないことを受け、
トランプが最も気に掛けている株式市場は、昨年の
史上最高値を窺う勢いだ。
現状で彼に大きな不満は無いのでは、・・・。
なぜこのタイミングで、金利を下げろと騒ぐのか。
これから何か起こるのでは?と勘繰りたくなる。
米経済が今後大きく悪化することが見えているのか、あるいは
米中などの貿易交渉で厳しい措置を今後断行することを計画
しているから、か。
トランプは、不動産屋。
株式市場、金利、不動産、等には市場の動きも含め
精通していると私はみている。
ツイートのタイミング等から、も窺える。
彼が今騒ぐ理由が何か、なんとなく気になる。杞憂だろうか。