現代はもしかしたら、社会主義>資本主義
の時代なのかもしれない。
イデオロギーでどちらが優位かという比較ではなく、
国が成長へ向け進む仕組みか否か、という点で。
社会主義国の方が、10年単位でみて国が
目指した方向に成長している。
強権、一党独裁であれば、政治でものは決まる。
目指す方向の是非は別として。
今の資本主義陣営は、多くの国で決められない政治が続く。
与党が弱く政党が分裂し、リーダーシップが続かない。
あげく何年もの時間を無駄にする。
EU離脱を巡る英が典型。だが、独仏伊等も同様だ。
日本もついこの間まで、小泉~安倍政権の間はそうだった。
米トランプもねじれ議会で自分の政策が思うように通らない。
社会の格差を由来とする政治の分裂、支持政党の
多様化、移り気な世論、・・・
政治が迷走し、国が迷走する。
エネルギー、食糧、テクノロジー、宇宙開発、等で
長期的に一貫した政策で中ロは成果を得ている。
特に中国は、資本主義陣営が知らぬ間に
追い付けないほどの成果を既に挙げている
かもしれない。5Gなどで。
トランプが貿易で少々足を引っ張った所で
追い付けないような成果を。
グローバル資本主義が、格差を激しくさせ、
豊かでない多くの人々の間に不満を鬱積させ、それが
多数派となり政治の混乱やポピュリズムの原因となる。
英のEU離脱、トランプ出現、ともに背景は同じ。
資本主義陣営としては残念だが、
資本主義が空回りしている。
20世紀に壮大な実験をして失敗したはずの
社会主義陣営がそれを見てほくそ笑んでいる。
(なお、私は左寄りではありません、自分の思想に
右左の偏りは無いです、悪しからず)