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期待リターンの高さで投資先を選ばない

投資先を選ぶとき、まず期待リターンの高さに目が行きます。

まあ、そうですよねぇ。

 

高金利の新興国債券とか、あとは最近流行りの

ソーシャルレンディングとか。

(当コラム 2019年02月23日 - ソーシャルレンディング を参照)

 

しかし、期待リターンの数字だけを見て投資先を選ばないで下さい。

 

期待リターンの高さに目がくらむ人、多いんですよね。

期待リターンの高さ=リスクの高さ、です。

 

期待リターンの高い投資先は、

リスクが高過ぎるから、リターンを高く設定しなければならないのです。

「仮にうまくいったら、すごく儲かるよ」と。

期待リターンの数字は、あくまで期待値です。

 

裏を返せば、うまくいかないことも多い、という意味です。

 

リスクに対し、深い理解がありますか。

まず、何がリスクか正確に把握していますか。

そして高いリスクをコントロールする技量を持ち合わせていますか。

そうでなければ、高リスク先に投資することは厳禁です。

 

投資先は、リスクの低さで選ぶのが基本です。

危機に対して強いか、そして

リターンの変動が小さく、リターンが確実か。

 

高リスク先に投資する資格のある人は、

よくよく勉強し、売買の訓練を繰り返し、

多くを経験した人に限られます。

高リスク先を試したい方は、まずはお金を使わずに、

シミュレーションで練習しましょう。

仮に100万円持っているとして、どうするか、と。

 

だから私は、株メンターとして、配当の減るリスクの

極めて小さいJリートを使い、長期の複利再投資で

インカムゲインを着実に積み上げましょう、と

皆さんにお勧めしているのです。

 

Jリートは、地味だがカタい。