2019年米企業業績 発表シーズンを前に整理しよう。
目下のアナリスト予想は以下の通りだ。
(画は日経2.19付、以下内容は日経4.17日付)
現状の米主要500社の前年比増益率
2018年 7-9月 +26%
同 10-12月 +14.6%
2019年 1-3月 ▲4.7%(推定)
同 4-6月 +1%弱(予想)
同 7-9月 ▲1%弱(予想)
同 10-12月 +6%(予想)
(出所リフィニティブ、予想はアナリスト集計:日経 ~NY宮本記者)
[宮本君、いい記事いつもありがとう、
私が教えた多くの記者の中で随一だ、頑張れ!
皆さんもNYからの宮本岳則君の記事には要注目!]
これから5月にかけ、決算発表でこれがどう変化するか注目だ。
1-3月期をボトムに夏場まで底這い、秋以降は増益に
転じるとの前提で、今株式市場は上昇している。
今以上に業績は大きく落ち込まないとの見方だ。
この前提に加え、金融が緩和的なので、米株は最高値を
窺う展開なのだ。
本当にそうなるか。
米vs中欧日等の貿易問題、欧中の景気減速、日本の消費税、等懸念は多い。
米企業の業績がもし底抜けしたら、景気後退、長短金利逆転、だろう。
株が急落し金利も下がる。質への逃避で債券が買われるからだ。
次の米金利の大きな低下があるとすれば、それは株の買いを示唆するものではない。
アメリカだけでなく、世界の金融市場が、今、分水嶺にいる。