ついに日銀も、不動産に警鐘を鳴らし始めた。
(@日銀金融システムリポート)
過熱が確認された指標は、
不動産業向け貸出残高を名目GDP(国内総生産)で割った比率。
1990年バブル期以来の高い水準とのこと。(画:青線)
確かにどう見ても貸し過ぎている。
当コラムでも再三指摘してきたが、
(コラム2018年09月28日 - 不動産売買市況、転換へ)
不動産市場がピークアウトする唯一最大の目印は、
不動産融資の変調だ。
リーマン前の2007年にも、不動産向け貸出の抑制は始められていて
2008年のショックを迎える前に市況は調整を始めていた。
日銀はまだ不動産市況そのものには変調が見られないと
指摘しているが、やり過ぎた地銀等は、膨らみ切った
不動産ローン残高を減らす方向に今年一段と舵を切らざるを
得ないはずだ。
スルガ銀、レオパレスの問題も、暗い影を落とす。影響は大きい。
(コラム2019年03月11日 - レオパレス)
日銀さん、警鐘は株メンターにも聞こえてます、だいぶ前から(笑)。
過去のコラムも、是非同時に参照してください。