世界の住宅価格、珍しい統計だ。
ダラス連銀のデータとのこと(画:日経)
このグラフをよく見ると、示唆に富む。
資産価格トレンド、景気トレンドの
シンプルな先行指標、とみてよいのではないか。
前回リーマンショック時では、上昇率のピークは05~06年で、
上昇の勢いが減速しているのは06年あたりからだろう。
モメンタムの減速が徐々に進行し、0%付近の07~08年初が
価格のピークだ。
リーマンショック(08.9)前に、サインが出ている。
とてもシンプルだが、役に立ちそうだ。
足元2017年にピークを打ち、減速中だ。
今後さらに低下することは間違いないと見る。
世界の主要都市の高級住宅をここ10年買い漁ったのは
中国等アジアマネーとオイルマネーだ。
中国の高成長時代の終了で、この流れは今後明らかに転換する。
(→当コラム2019年01月23日 - 豪住宅価格の下落)
0%付近に下落することもあり得るだろうが、
まだ、少し時間がかかるかもしれない。
今後も要ウオッチ、皆さんも。