孫正義、ビットコインで100億円を越える損失、との報道。
ビットコインは1~2年前は、かなりの人から信認されていて
交流会等でも関連ビジネスの方々が多く来ていた。
最近は皆無だ。時代の雰囲気とは恐ろしい。
なんとなく、ビットコインは他の怪しい投資先と違い
信じるに値する、的な雰囲気もあった気がする。
全ての誤った信認の元は、値上がりしたという事実だった。
本当に価値を信用し切れないことなど考えれば分かるだろうに、
と思っていたが、価格が大きく下落するまで投資熱は
冷めなかった感がある。
孫さんの最高の才覚の1つは有望企業への投資だろう。
勧められて買ったらしいが、なぜ孫さんほどの人が
怪しまなかったのだろう。
推察するに、孫さんのスタンスは
「試し玉」の活用、だと想像する。
アタマから決めつけず、試してみる、ということ。
半信半疑でも、少しだけ乗ってみるのだろう。
想定外に儲かるかもしれない。
過去に大きく儲けた人はいたのだから。
孫氏にビットコインの本質が見抜けなかったとは思いづらい。
怪しい、不安、と思っても、少し試してみたのだろう。
色々と小さく試し、良ければ乗せる、悪ければ切る。
お金に余裕のある人の態度だ。
「試し玉」の活用、というスタンスは大事だ。
投資で成功する態度だと思う。
株でも、多分良さそう、という段階で試しにほんの少し買う
というスタンスで、私も現役の時よく臨んだ。
判断が正しければ乗せ、間違えたら早めにすぐ即切る。
どう見ても間違いないほど良い、と分かった頃には、
すでに妙味が薄いことが多い。上げも8割方終わっているかも。
メディアが騒いでいるが、彼にとっては100億は少しでしかない。
色々試せる人が勝つ。