昨日のコメントを裏付けるような、中国の報復関税。
やはり、中国の覚悟が見える。
米中共に通貨安、株安。
さらにあおりを受け新興国が大きく通貨安、株安だ。
リスクオフの円高。週足一目均衡表クモ下限(109.6)を下抜けた。
米ドルインデックスは弱かったが戻った。
そしてついに、ドルの逆指標、金が、重い腰を上げて動き始めた。
ドルインデックスが戻したのに、金は戻らない。
世界の市場全体のリスクの高まりを反映しているようだ。
いよいよ、世界のマーケット全体が
本格的にリスク回避に動き始めた感だ。
足元は、米中に対話の機運、などのヘッドラインが
もし報じられれば、株価急騰、などもあり得よう。
6月末の米中首脳会談まで6週間。一喜一憂が、程度を増す。
短期のマーケットの帰趨は、トランプの手中にある。
ツイートにさらに一層振り回される、不快な状態が続く。
変動の幅が増す中、しかし、基本的には、
抜き差しならない対戦状態を回避するのが
難しくなりつつある。
関税合戦長期化で好調な米景気を壊すことになると、
FRBは利下げへ一気に傾くこともあろうが、本格的な景気後退
となれば、マーケットに恐ろしい事態が訪れる。
2019年も、一転安心できない年となってきた。
10連休前の4月までが、なんか夢のようだ。
トランプと習近平、市場を見捨て強硬路線を突き進むか。
というか、見捨てざるを得ない、衝突は避けようがない、ということか。