商品市況は、経済・相場の鏡だ。
銅は、中国経済の鏡。
世界の消費量の5割を中国1国が占める。
銅市況は2018年まで世界景気に支えられ堅調、
しかし米中貿易問題を機に昨夏以降下げに転じ、
今年に入り戻したものの、足元で再び4月下旬から
下げに転じている。
5月の対中関税増の影響もあるが、その前、3月までの
中国景気刺激策が一巡し4月にPMIなどが多少下げた
ことも細かく反映し、4月から下落が始まっている。
また、綿花も中国が世界消費の3割を占め、中国は
米・ブラジルから輸入しているとのこと(上図)。
すでに米中摩擦の影響は市況に表れているが、今後
さらに大きく影響が出そうだ。(日経)
商品市況は、正確に捉えがたい中国の経済実勢を
正しく捉えるのに参考になる。今後特に要注目だ。
(上記画:日経)