東証がJリート各社に対し、業績予想について、
進行中の決算期と翌期の2期分を決算短信上で
開示するよう求める、との報道が先週あった。(日経)
大変結構、素晴らしい!
半期決算のJリートは従来、業績予想については
足元の1期分だけを公表する会社と2期分を毎回
公表する会社に分かれており、比較の点で不便だった。
全社予想2期分開示となれば、1年先までの
年成長率が明確になり、配当の今後の成長力
を各社等しくイメージすることができ、
同条件で厳密に成長力を比較できることになる。
大変結構なことだ。特に投資口価格の将来を
見通したいときや、PO後等で業績の変動が一時的に
大きいときなどは、必ず2期分の予想が参照できるのは
投資家にとっては大変ありがたい。
リート各社にとっては、半年以上先の予想を
出さねばならないのは、従来未対応の会社にとっては負担だろうが、
既に2期開示を毎回続けている企業もあるので、倣ってご対応願いたい。
ただ、リート各社の皆様に謹んで申し上げたい。
Jリートの情報開示の徹底ぶりには、本当に頭が下がります。
大きな負担であろうと察します。
リリースの本数は、一般の上場企業の3倍以上はあると感じています。
しかし、この透明性の高さは、投資家にとってJリートの大きな魅力。
私も、リート各社のご尽力を、今後とも一般投資家の皆さんに
広くお伝えします。