米長期金利、そこが抜けている。止まらない。
10年債2.1%割れ。
2年物も大きく下落し、スプレッドは縮小していない。
2.3%台の3か月物とは逆転幅が拡大中だ。
今朝のモーニングサテライトで、米利下げ確率が
なんと、3回まで、78%の確率で見越していると
報じられた。
株売り債券買いの動きは、債券で売建ての買戻しのカバーの買いも
巻きこんだ動きで、やや短期的には動きが早過ぎの感もあるが、
市場の勝手な利下げ織り込みは、再三言うが違和感を禁じ得ない。
空前の低失業率、賃金も3%を越える伸びを続けている。
これから関税が上がり物価上昇も懸念される所だというのに、
利下げが本当にできるのか。
FRBがここで利下げしてインフレを誘発してしまったら、
当局のコントロール能力が問われ、それこそ市場の信認を失う。
物価の番人の当局としては、とてもじゃないが
利下げなどできるわけない環境だと私は思うが。
6/18・19でFOMCが開催。
市場の過大な利下げ期待が失望売りを誘わねばよいが。