9日日経7面に、スターアジアの敵対的M&Aの記事が掲載されている。
是非日経を読んで頂きたい。(私は日経の回し者ではありませんが 笑)
再三指摘している通り、スターアジアの所業は
極めて誠実さを欠いている。合併比率の件だ。
いくらでさくらリートを買うか(=合併比率)を示すのは、
合併を決めた後、とはふざけている。
さくらリートとその投資主がとんでもない被害を被る可能性はあるのだ。
TOBでも、現行株価の3割上、とかに価格設定することが多いのに
価格を示さず、日経の指摘の通り投信法の盲点を突くようなプロセスで
合併にこぎつけてしまえばこっちのもの、という魂胆が丸見えだ。
例えて言えば、スターアジアのしていることは「後出しジャンケン」だ。
これを認めれば、不誠実な慣行がJリート業界に横行する。
被害に遭う中小リート、被害に遭う投資主が続出し兼ねず、
Jリート全体の信用が失墜する事態となる。
中小リートが未熟なまま数多く新規上場し放置され困る、という問題は、
東証の承認基準が甘いことが問題なのであって、中小リートが多いから
卑怯な敵対的M&Aでも再編が起こることは良いことだ、と考えるのは
ミスリードだ。
関東財務局には、Jリート全体の投資家からの信用失墜を防ぐため、
スターアジアの総会招集を認めないよう、強く要望する。
(ちなみに、私は両投資法人の投資口を保有していません、悪しからず)