先日紹介した中国の古典、淮南子(えなんじ)。
早速学びを得ました。
「待つは仁」
余計なことをしない、そして機が熟するのを待つ。
待つのは、とても難しいことです。
待てるようになるには、どう考えるか?
私なりの勝手解釈ですが、淮南子にヒントを見つけました。
『聖人は常に人に先んじて行動しない。「後動」を守る。
身の回りの出来事に絶えず細かく気を配りつつ、しかし先んじない。
そして、”やむを得ずして、動く”。「ゆえに、災いなし」。』
(「淮南子の思想」金谷治著 p230:私の意訳)
動かざるを得なくなるまで待て、と淮南子は教えます。
そうすれば、災いなし、とも。
そのために、絶えず周囲に細かく気を配れ、と。
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ヘッジファンドの帝王、ジョージ・ソロスは
「運用を学ぶ者は、哲学と歴史を学ばねばならない。」
と説いています。彼は哲学者でもあります。
哲学というと大げさに考えがちですが、つまり
「どう生きるか」の原理原則を学ぶことだと思います。
中国の古典も、哲学そのもの。ソロスの言う通りです。
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