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待つは仁 待てるようになるには?

先日紹介した中国の古典、淮南子(えなんじ)。

早速学びを得ました。

 

「待つは仁」

余計なことをしない、そして機が熟するのを待つ。

待つのは、とても難しいことです。

 

当コラム(2019年04月21日 - 待つは仁)

 

待てるようになるには、どう考えるか?

私なりの勝手解釈ですが、淮南子にヒントを見つけました。

 

『聖人は常に人に先んじて行動しない。「後動」を守る。

身の回りの出来事に絶えず細かく気を配りつつ、しかし先んじない。

そして、”やむを得ずして、動く”。「ゆえに、災いなし」。』

(「淮南子の思想」金谷治著 p230:私の意訳)

 

動かざるを得なくなるまで待て、と淮南子は教えます。

そうすれば、災いなし、とも。

そのために、絶えず周囲に細かく気を配れ、と。

 

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ヘッジファンドの帝王、ジョージ・ソロスは

「運用を学ぶ者は、哲学と歴史を学ばねばならない。」

と説いています。彼は哲学者でもあります。

 

哲学というと大げさに考えがちですが、つまり

「どう生きるか」の原理原則を学ぶことだと思います。

 

中国の古典も、哲学そのもの。ソロスの言う通りです。