物流施設の建設ラッシュが、足元2019年も特に首都圏で顕著で、
昨年までは、相当な市況悪化は避けられないと懸念していた。
しかし、以前も当コラムで紹介した通りだが、
(当コラム2019年02月06日 - 強い物流施設の需要)
いまだに首都圏エリアの空室率は上昇していない。
CBREの調査で、昨年12月→今年3月の空室率は4.8→4.9%。
築1年以降の大型施設ではさらに堅調で、空室は2%台(画)。
低位を保っている。
空室率が5%を超えてくると賃料にも悪影響が出始めるが、
まだ賃料市況も堅調さを保っている。
EC個配(Web消費)、コンビニ等小売流通網、等の施設需要は
留まるところを知らない。
新規供給が需要を作り出している状況が続いている。
物流リートは割安な状態から最近は上昇傾向だが、
オフィス、住宅に続き、ファンダメンタルズでは
比較的安心して保有できるセクターといえそうだ。