私は約20年前、信託銀行で年金の運用(日本株FM)をしていた。
同業や生保との手数料引き下げ競争は熾烈を極め、
年金のアクティブ運用は信託にとり全く儲からない事業となった。
一方、購入手数料だけで3%近く取っていた投信は、
年金と比べれば超高収益で(当たり前だが)、
「これからの運用ビジネスは投信の時代だ」と
投信への異動を希望した。
あれから約20年、投信業界が年金のようになる時代が
到来しつつある。
手数料率の引き下げ競争はまだ始まったばかりで、
さらに激的に下がることは明白だ。1/10、とかに
簡単になるだろう。3%がいかに異常な高さだったか、
10年後には笑い話となっているのではないか。
激しい淘汰が起こるだろう。
投信各社は利益が出なくなるので、当然だ。
一方、一般投資家にとっては大変結構なことだ。
今後、金融業界全般が、激変する。
フィンテック革命で、
10年後、ATMが無くなるのは当然として、
投信会社だけでなく銀行、も消えるのでは。
金融総合サービス会社、が
赤・緑・青で1つずつ、
残れば御の字、かもしれない。