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ここにもバブルの芽

不動産投資ファンド運用会社に知り合いが居て、

「資金が集まり過ぎて大変です」と

嬉しい悲鳴?を上げていたので、

「11合目を買うの?ご愁傷様。」

と返しておいた。

超緩和時代、カネは集まるに決まっている。

 

リスクマネーの行き場が無い。

投資ファンドの投資可能額は、リーマン後の約2倍(画)。

 

カネは集まるが、グットバリューな良い投資先など、

世界の主要不動産市場には、今どき皆無だろう。

だから高値を取りに行く、不良物件にも高値が付く。

 

ファンド屋にもノルマがあり、資金が集まったら

買わねばならないのだ。

だから彼らも、高いと分かった上で買い上がる。

 

どうしても、バブルが生成する過程は止められない。

当人達も分かった上でやっている。

 

これから、各国中央銀行のミニ金融緩和競争が

始まろうとしている、いや始まっている。

もう緩和余地が無いと見られている我が日銀でさえ、

円高が進行しそうなら、さらにその競争に無理して

加わるかもしれない。

 

バブル総仕上げモードだ。

 

バブルを生む人間の欲求には、数百年前から質的進化が全くない。

同じ間違いが同じパターンで、また繰り返される。