中国の企業業績の数値、見慣れないが、日経の記事にあった。
2019年1-6月上期の業績は+2%の純利益の増益だそうだ。(数値は上場約半数の1700社集計、日経の集計か。画は日経記事より)
前期2018年下期は約30%の減益だったそうだ。
GDPが6%も成長するの国の企業業績が、こんなに低迷するだろうか?
間違っているのはGDP統計、の方だろう。
以前から指摘している通り、GDPは足元実質0%成長程度かもしれない。
業種別の利益増減内訳も示されている(画)。自動車・小売等、中国の消費の低迷が窺える。
ただ個別の数値にはかなりの違和感はあり評価しづらい。自動車が8割近い減益、一方建機セメントは6割増益。幅が大き過ぎるようにも感じる。
中国は、貿易摩擦で消費等内需が大幅悪化したため、止む無く公共投資を復活させた、という従来の認識を追認する以上のものは、推し量りがたい。
公共投資を維持しない限り、中国景気は失速を免れない、ということだろう。
それにしても、データの信ぴょう性が気になってしまう。(日経の)集計に問題があるのではなく、企業の元データの信ぴょう性、のことだ。